コインチェックの再開状況⑥ 匿名性通貨廃止とその後

コインチェックの再開状況⑥ 匿名性通貨廃止とその後

これまでの流れ

コインチェックの再開状況
コインチェックの再開状況② 匿名通貨は廃止か
コインチェックの再開状況③
コインチェックの再開状況 ついに名乗り!
コインチェックの再開状況 マネックス×コインチェック公式発表

5月7日、ついに最後の最後まで取引が停止されていた仮想通貨モネロ(Monero、XMR)の出金及び売却を再開。これでコインチェックでの取扱通貨の全てにおいて出金及び売却が再開されたことになります。

モネロだけが最後の最後まで取り残されたのには、その匿名性の高さからダークウェブで使われたり、北朝鮮の外貨獲得の手段になっていると取り上げられるなどしていたことが原因かと思われます。

金融庁はマネーロンダリング防止の観点から匿名性通貨に関しては慎重な姿勢を見せており、コインチェックの再開のためには扱っている匿名性通貨の取扱をどうするのかが焦点にもなっていました、そして今回コインチェックが官報公告にて仮想通貨交換業の一部廃止を公告。

 

インターネット官報

平成30年6月18日をもって、仮想通貨交換業において取り扱っている、「Monero」、「Zcash」、「Dash」および「Augur」の取扱を廃止。

Monero(モネロ、XMR)、Zcash(ジーキャッシュ、ZEC)、Dash(ダッシュ、DASH)の3つはいわゆる匿名性通貨でこの廃止はおそらく業務再開に向けた前提条件のようなものじゃないかと思います。

主にマネーロンダリングおよびテロ資金供与リスクを重視してのことでしょうが、個人のプライバシーとの天秤になってくる問題だと思います。日本はとかくこの部分を重視して規制をかけているけど、だからといってマネーロンダリングがなくなるわけじゃないだろうし、それよりもプライバシーを守る方が重要なんじゃない?Zcashについてはつい先日、ニューヨーク州金融サービス局によるビットライセンスが付与された取引所Geminiへの上場が報道されたばかり。日本はどんどん乗り遅れていく感じが否めない。

Augur(オーガ、REP)は上記3つとはちょっと違います。Augurの意味は【占い師】、通貨単位のREPは【Reputation(評判)】から取られています。

イーサリアムのスマートコントラクトを利用した分散型未来予想で予測市場における群衆の知恵(Wisdom of the Crowd)という特性を活かすために作られたプラットフォームです。予想の可否を判断するのが特定の人物でなくREP所有者による多数決になっているのが特徴。

予測市場関連銘柄ということで分散型のオンラインカジノのように捉えられる向きもあるようでその点が金融庁に嫌気されたのかもしれません。

何れにせよ今回の廃止は金融庁の監督の下に行われており、金融庁の思惑が影響しているのでしょう。

みなし業者の登録の可否については6月ごろまでに決定するというような報道もあった中でのこのタイミングはやはり6月期限説が有力なのでしょうか。

 金融庁は順次検査に入り、6月ごろまでに業者登録の可否を判断する。登録が認められなかった業者は国内で営業できなくなる。検査では、システムの安全対策や顧客から預かった仮想通貨の管理状況、経営管理体制などを調べる。登録済みを含めた全ての業者への検査も検討しているが、まずはみなし業者への集中検査を行う。(2018/02/14-20:52)時事通信

この動きから察するに6月中か遅くとも7月にはコインチェックも再開、SBIも参入して市場が回復していくかもしれません。

それまではしばらく我慢の状態が続くかも。

Hilow